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お別れ三題

先週いろいろあったこと。


三遊亭円楽さんが亡くなられた。
どこだったかで
「女形が非常に巧みな人」
と評価してたのを聞いたことがあるけど、個人的には、殿様とか奉行とかを演じてるときの貫禄が印象に残ってる。

楽太郎さんが「円楽」の名前を継ぐんですって?
もう長いこと『笑点』観てないので、楽太郎さんというと「楽ちゃん」とか呼ばれる若手だったときのイメージしか残ってなくって。

ご自身の意思で一線を退いていた円楽さんだけど、やっぱ
「居るというだけでニラミを効かせる大物」
っているもんだろうし。

ご冥福をお祈りします。


小学館が「小学五年生」「六年生」の廃刊を決めたという話。
あたしが子供の時分は、「小学○年生」は一般人が気軽に宇宙旅行ができるような時代になっても残るものと思っていた。

このニュースについて繰り返し語られたことといえば
「子供の趣味・嗜好が細分化して、一冊の雑誌ではカバーしきれなくなった」
というのがある。
つねづね思ってるんだけど、これまでの日本には「幕の内弁当文化」みたいなのがあったんじゃないかしらん。
漫画だけ見ても、メジャーな漫画雑誌は、硬派格闘ものからラブコメ、ドタバタギャグ、っていろんな作風が詰め合わせになってたでしょ。
そういうのが通じなくなりつつあるとか。

嗜好の細分化、ということからすれば、もうずいぶん前からヤバい状況になってると思えるものに、NHK紅白歌合戦がある。
ちょっと年配の人になると(私も人のことは言えないが)
「今年の紅白は、知らない人がいっぱい出てる」
と言う。
そのうち、
「NHKは、今年を最後に紅白歌合戦を終了することを決定しました」
なんてニュースを聞く日がくるかもしんない。


これは身のまわりの話。
ウチの会社は自社ビルではなく、大家さんに家賃を納めて入居する形をとっている。
これまで3つのフロアを借り切ってたんだが、そのうち一つのフロアを返上し、家賃の出費を切り詰めることとなった。

なぜ今までそうしてこなかったかというと、ウチには
「もう動かなくなっちゃったんだけど、撤去するにも専門の業者に依頼しなくちゃならないので、そのまんま置きっぱなしにしている」
とか
「だいぶガタがきてるんだけど、まだ使えないことはないので、だましだまし使ってきた」
とかいう機械が何台かあったから。
あと、フロアを大家さんに返上するにあたり、壁を塗りなおしたり上下水の配管を作り変えたりする費用も、ウチがもたなくちゃならない。
思い切ってそういう費用をかけても、職場を縮小したほうが長期的に見て有利、ということになったわけ。

必要な機材の移動と不要な機材の撤去は、もう済んだ。
で、契約上そのフロアがウチのものということになってるのは、10月いっぱいまでだった。
「もうこの部屋ともお別れかぁ」
と思えば感慨が湧いてきそうな気もするんだけど、なぜかそういう気分にならない。

思い入れのある場所とのお別れ、ってのは何度も経験してきた。
伯母が亡くなり、子供のころから泊りがけで遊びに行ってた家がなくなっちゃったこととか。
(できれば取り壊しの前にもう一度見ておきたかったんだけど、そうしてる暇がなかった。仕事が忙しかったし、伯母の家は姫路で、自分は埼玉在住だから)
前の会社が倒産したときは、自分の身の振りようを考えるのに精一杯で、社屋とのお別れのため感慨に浸ってる場合じゃなかったし。
そういう体験をしてくるうちに、感覚が麻痺したというか、自然と心がバリアを張るようになっちゃったのかもしんない。

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コメント

あまり落語に詳しく無い私でも、笑天の司会や毎日香のCMの
ナレーションで知ってました>円楽さん

楽太郎さんに「馬ヅラ」呼ばわりされるネタが多かったですが、
昔は美形で噺も美味い落語家で通っていたとか。
時代の流れとはいえ、また一人歴史を紡いできた人が
亡くなったのは残念なことです。

投稿: S.NODDY | 2009年11月 2日 (月) 21時48分

そういえばよく「馬面ネタ」でイジられてましたね、円楽さん。

笑点のメンバーというと、どうしても
「歌丸さん=ハゲ」
「小圓遊さん=バケモノ」
「木久蔵さん=与太郎・まずいラーメン」
って互いにイジりあってるイメージが強いんですけど。

小圓遊さんが亡くなられたとき、
「円楽さんは、うまく『笑点』のイメージから卒業できて、羨ましい」
と生前こぼしていたという話も聞きました。
(今あらためて確認したのですが、小圓遊さんが亡くなられたのは、円楽さんが笑点から抜け、司会は三波伸介さんだったころのようです)

落語家さんに限ったことじゃないのかもしれませんが、テレビに出るってのは知名度を得るには最大の手段でも、本来の仕事からすると痛し痒しなものなのかもしれません。

投稿: 2のワンペア | 2009年11月 3日 (火) 11時14分

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