« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

中毒

 このところ『風来のシレンDS2』にハマっちゃってる。
 こっちの記事で書いた『シレンDS』の続編という形になってるんだけど、実は一度ゲームボーイカラーで出た『GB2』の移植版だったりする。
『GB2』にはハマったんだけど、なにぶん古いソフトでデータのバックアップに電池を使ってるので、いずれセーブ内容が消える可能性がある……という話を聞いて。
 あらためてDS版でやり直してみようと思った次第。
 たまたま新品で2980円(定価が税込み5040円だから、ちょっとワゴンセール価格)というのを見つけたせいもあって。
『GB2』で「ココまで進められた」ってとこより少しだけ先まで進んだんだけど、まだ飽きない。
 ドラクエIXが発売されるまでのツナギには十分だし、あの値段でここまでハマれれば元は取れたと思う。


 それがこのところ、なんかこう
「DSって、罪作りなハードよのう」
 って思うようになった。

 据え置き型ゲーム機なら、まず始めるに当たってテレビの前に構えて
「よし、ゲームするぞ」
 って心構えをする段階がある。
 携帯機でも、PSPはソフトがディスク形式のため、立ち上げるのにちと時間がかかる。
 DSの場合、ついヒョイと手を出しヒョイと始められる手軽さがあるのよね。

 それに加えて、DSシレンには「いつでもセーブ機能」がある。
 いつでも中断できると思うもんだから、つい「もうちょっと先に進めてから……」と思ううち、ついつい時間が経つのを忘れてしまって、気がつくと
「もう寝ないと明日の仕事に響くぞ」
 って時刻になってる。

 んで、もっと他にやるべきことがあったんじゃないかなぁ、と後悔するわけよ。
 HDDレコーダーに溜まってる番組の整理とか。
 本館の数少ないお客さまからいただいたリクエスト絵にも、手をつけなきゃと思うし。


 話は変わって。
 mixiでうろちょろしてるうち、なんか「アンチ・パチンコ・コミュニティ」みたいなのに行き着いた。

 私はパチンコというものはまったくやらないし、かといって好きな人にやめろというほど嫌いでもない。
 けど、昨今の
「過去に人気のあったアニメや有名人を無節操に取り込む」
 有り様だけはイマイチ好きになれなかったんで(……エヴァは結構セルフパロディみたいなことやってきたからいいとして、『世界名作劇場』がパチンコになったときは、さすがに「どうよ?」って思った……)いっちょ、ここらへんのネタで馬鹿話をさせてもらおうかと思って加入してみた。

(どうでもいいけど、あのドリフのCMって発想が貧困だよね。
 鬼籍に入った人を健在の人と競演させるってのは、桑田佳祐さんが出てた缶コーヒーのCMで前例があるし、それだって元々は『フォレスト・ガンプ』って映画のリスペクトだったと思うし……いわばパクリのパクリ?)

 だがしかし。
 書き込まれたコメントを読んでいくうち、腰が引けて発言できなくなった。
 先輩参加者の皆さんがパチンコにぶつける「憎悪」は、私が考えてたようなハンパなものじゃないらしい、と感じたので。

 中には、自分はパチンコ依存症であるという自覚を持っていて、やめたくてもやめられないことを嘆きつつ、パチンコに対する恨みつらみを述べているコメントもあった。

 私の場合、「こんなことじゃイカンなぁ」と思いつつシレンDSにハマってしまう私自身があるんだけど、そこからDSというハードやシレンというソフトに「恨み」をぶつけたくなる感じじゃない。
「おまえら、罪なやつよのう」
 とか思いつつ愛用してるってとこ。
 まぁ自宅でできるゲームの場合、一度買ってしまえばパチンコみたいに次から次へとお金をつぎ込むものじゃないから、同じとはいえないんだろうけど。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

六角+POV+Speeeeed

090524_ww_magic2 冒頭の画像は、こないだの「串刺しワンダーウーマン」の部分拡大。

 今回は、ロッポブ(…勝手にそう呼んでるんだけど、六角大王Superで造形してPOV-Rayでレンダリングすること)やってる者としての覚書。
 関係ない人には何のことやらサッパリだろうし、逆に、私よりもベテランの人にとっては
「そんなこと言われなくとも、とっくにやってる」
 と思われそうだけど。
 もし目に留めてくれた誰かの役に立てば光栄。

 六角からPOVに書き出したデータでは、テクスチャ設定が
「その色を使った箇所」
 の分だけ出来てしまう。
 たとえば人物を2~3人配置しだ場面では、同じ肌色を使ってても
「人物Aの顔のテクスチャ」
「人物Bの手のテクスチャ」
「人物Cの太もものテクスチャ」
 って具合に。
 こっちの記事でも書いたように、つやつや具合とか調節するためPOVデータの中身をいじりたいときもあるんだけど、複数のテクスチャ設定を一つ一つ直していくのはメンドクサイ。
 自分なりに解決策を見つけてはみたんだけど、それでもややメンドクサイことになってた。
(その解決策ってのは、もう使うこともないと思うんで割愛)

 某巨大掲示板の関連スレを覗いてたら、どうも同じ悩みを抱えてる人は他にいたらしい。
 そこへ、他の参加者から
「Speeeeedみたいな文字列置換ソフトを使うと、やりやすいよ」
 というアドバイスがあった。

 で、Speeeeedってなに?と、検索して見つけ出し、導入したわけですよ。
 使ってみて最初にぶち当たった壁は、
「二行以上にわたる文字列を置換したい場合は、どうするの?」
 ということだった。
 が、ヘルプをよく読み返すうち
「改行は\nで指定できる」
「\nという文字列自体を指定したいときは、\\nと表記する」
 という仕様を利用すればいいらしいことが判った。
 Speeeeedだけではなく、Windows付属のメモ帳を併用するんだけど。

 たとえばテクスチャ設定で
  texture{
    pigment{
    color rgb <0.2588,0.2588,0.2588>
   }
    finish{
    diffuse 0.7840
    reflection 0.2700

   ambient 0.5000
   }
  }

 という部分があったとする。
 ここをそっくりコピーしてメモ帳にペースト。
「○○のテクスチャ・変更前.txt」とかなんとか名前をつけて保存。

 これを、たとえば
  texture{
    pigment{
    color rgb <0.2588,0.2588,0.2588>
   }
    finish{
    diffuse 0.7840

  specular 0.8
    roughness 0.05

    ambient 0.5000
   }
  }

などと修正。
(赤い部分が手を加えたとこ。つやつや加減の調整)
 で、「○○のテクスチャ・変更後.txt」とか名前をつけて保存。

 それらのtxtファイルにSpeeeeedで
「\n を \\n に置き換える」
 という処理をしてやると
  texture{\n    pigment{\n    color rgb <0.2588,0.2588,0.2588>\n   }\n    finish{\n    diffuse 0.7840\n    reflection 0.2700\n    ambient 0.5000\n   }\n  }
 みたいに、改行がまったく無くなり、代わりに改行があった位置に \n が挿入された文書になる。
 改行がまったく無い文字列であれば、「すべて選択→コピー」することで、Speeeeedの「検索文字列」「置換文字列」の欄に放り込めるようになる。
 それを登録しておいて、こんどはPOV-Rayファイルの中身を書き換えるのに使うわけ。
(ちなみにSpeeeeedは初期設定ではPOVファイルは扱わないようになってるので、最初にいっぺん設定をいじってやらなくちゃならない。一度いじれば後は憶えててくれる)

 Speeeeedってソフトのスグレモノなとこは、「この文字列は、こう置き換える」という設定、何種類かをワンセットにして登録しておき、いっきに置き換えてくれること。
 冒頭のワンダーウーマンの場合、「肌は、こう」「コスチュームの赤い部分は、こう」「金色の部分は、こう」というのを全部ひっくるめて「ワンダーウーマン.lst」とかいう形で登録しておけば、同じモデルをポーズ換えした別にシーンに使いまわせる。
 これはすごく便利。
 これまで、同じモデルを流用したようなシーンでも、そのつど手作業でテクスチャ設定を書き換えてたもんだから。

 もうすぐ発売になる最新版六角superは、それ自体がレンダリング機能を持つようになるということで、ロッポブの需要は減るかもしんない。
 が、個人的には、normal設定をいじくるとかPOVならではの機能も使い続けたいんで、当分はSpeeeeedとメモ帳のお世話になると思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

DNA鑑定

 我ながら不勉強だったな~、ということに気付いた。
 先日、TBSラジオ『アクセス』で聞いて
「そ、そうだったのか」
 と思った話題があって。

 刑事捜査の手法の一つにDNA鑑定というものがあるが、これが導入された当時は、まだまだ精度が低かった。
 技術が進んだ今、事件発生直後の鑑定とは、鑑定結果が食い違うというケースも出てきた。
 ……というあたりは、テレビのニュースで聞いていた。

『アクセス』に出演した専門家の話によると、あれは精度がどうの以前に問題があるのだという。
 DNA鑑定というのは、指紋のように
「世界に二つとない、その人のみの特徴」
 を特定できるものではなく、血液型のように
「あるグループに属するかどうか」
 を特定するものなのだとか。

 だから、【容疑者】のDNAと【犯人が残していった遺留品】から検出されたDNAが一致した場合、
「その人が『犯人である』可能性は、かなり高くなる」
 くらいなのに対し、一致しなかった場合は
「その人は『犯人ではない』ことが“断言”できる」
 のだそうだ。

 それを警察では、一致した場合、
「ほら。DNA鑑定でおまえはクロだという結果がでたよ。もうシラを切っても無駄だから、いいかげん吐いちまいなよ」
 という“ゆさぶり”に使う。
 それが、以前から問題視されてる『自白偏重主義』とあいまって、無実の罪を作り出してしまう
 ……ということらしい。

 番組のコメンテーターさんも言ってたが、マスコミの報道の仕方にも問題があるんじゃないかと思う。
 これまで
「DNA鑑定により犯人と断定された」
 みたいな報道は目にすることはあっても
「DNA鑑定というものは、それだけで犯人と確定できるような証拠にはならない」
 という話をこれだけ大きく取り上げたのは、今回初めて耳にした。
 これまで
(1)知ってて当然の常識だと思っていたので、わざわざ強調しなかった
(2)そもそも、マスコミ関係者の中にも知らない人が多かった
 ……どっちなんだろう。

 折りしも裁判員制度というものが始まる時期ですよ。
 素人が司法の場に借り出される時代、こういうことがあるなら、もっと啓蒙したほうがいいんじゃないかしらん。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

串刺しワンダーウーマン

090520_ww_magic また六角+POV-Rayで作りかけのものの話題。
 作ったからにはトコトン使いまわそうと、ワンダーウーマン弄り倒してます。

 むかしNHKで放映してたマジックショーの一場面が印象に残ってるの。
 そこで紹介されてた、ボブ・ブラウン&ブレンダ(…って名前だったと思う。あらためてネットで検索してみたんだけど、詳しい情報が見つからない)という男女ペア・マジシャンのイリュージョン。

 まず、男性(たぶん、ボブ氏)が女性(たぶんブレンダ嬢)に催眠術をかける。
 そして彼女を、垂直に立てられたヤリのてっぺんに、あお向けに横たわった姿勢でのせる。
 身体をピンと伸ばし、やじろべいのようにバランスを保ったまま、ヤリの切っ先の上でゆっくりと風車のように回転するブレンダ。
 と、彼女の身体がストンとずり落ち、背中からおなかへとヤリの先端が貫通する。
 絶叫するような表情を浮かべ、背すじを仰け反らせるブレンダ。
 そのままぐったりと動かなくなる。
 だが、ボブ氏がなにやら術をかけるようなしぐさをすると、ヤリに突き通されたまま息を吹き返す。
 そして助手の助けを借り下に降ろされると、にっこり微笑んで観客に挨拶。

 それからだいぶ経って、ペンドラゴンズというペアが同じイリュージョンを演じるのもテレビで見た。
(こちらはネットで調べたら少し情報があった。男性のほうはジョナサン、女性はシャーロットというらしい)
 ボブ氏はブレンダを上げ下ろしするのに助手を使ってたんだけど、ジョナサン氏は自分ひとりでシャーロットをヤリの上まで抱え上げてた。
 他、ぐったりと動かなくなったシャーロットにすがり、祈りを込めて復活を願う演技をするなど、全体的にダイナミックな印象だった。

 この演目の元祖がボブ氏なのか、それ以前に前例があるのか、そこらへんはよく判らない。

 

確証はないけど、たぶんこういうタネあかしになってるんじゃないかな、という想像図。
 ダミーのヤリ先端は、見た目は金属っぽいけど柔らかく弾力のある素材で出来てると想像。
 そうだとしても、女性に相当の体力とバランス感覚がないと実演できない演目だろう。
 マジックって、そういうものだ。タネが判っても、それを実行できるテクニックに感心するようなものが多い。

 で、冒頭の画像。
 催眠術をかけられ、マジックショーの舞台に上げられたワンダーウーマン。
 マジシャンも観客も
「これはイリュージョン」
 と割り切ってるまっただなか、本人だけが
「本当に串刺しにされてしまった」
 という陵辱的幻覚にひたっている……みたいなシチュエーション。

 ちなみにマジシャンは、こっちの記事の吸血鬼の使いまわしだったりします。
 なるべく使いまわしに見えないよう、コスチュームをどう弄るかで思案中。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

PS3を売り飛ばされた男

 先日ITmedia +D Gamesで見かけた
「結婚式で、新婦と共謀した友人によって、PS3とソフト(セーブデータ込み)を売り払われた新郎」
 の話。

 新婦とその共犯者の動機は
「新郎の目に余るゲーム好きを、なんとかしたかった」
 ということらしい。
 それは、まあ、わからんこともない。
 だがしかし。

『厩火事』って落語もあるし、
「ある人間の根性を叩きなおすため、その人が大切にしているものを、ワザとダメにしてしまう」
 ってのは、漫画や喜劇映画なら“豪快なお話”としてアリかもしんない。
 だがしかし。
 それを“現実”に実行してしまうってのは、そっちの方がよっぽど
「漫画的な思考回路」
 じゃないだろか。

 前述の記事にも書いてあったけど……ハードやソフトはお金を出せば買い戻せる。しかしセーブデータごと、ってのはねぇ。
 一味の中にゲームに詳しい人がいれば
「こっそりセーブデータだけはバックアップをとっといて、新郎が呆然としてるところへ『ほれ、これで懲りたろ』と笑いながら渡す」
 なんてこともできたんじゃないかな。
 それはそれでシャレたイタズラだと思うんだけど、記事を読んだかぎりじゃ、そういうことはなかったようだ。

 ふと思い出したのは、携帯サイト『ワラスタ』に載っていたネタ。
-------------------------------------------------
 俺はSEXの最中、彼女の愛撫の巧みさに、つい思わず
「らめぇ!」
 と叫んでしまった。
 それを面白がった彼女は、何かにつけ俺をイジめるようになった。
 そのつど俺が
「らめぇ!」
 と叫ぶと、ますます面白がってイジめる。
 エスカレートした彼女は、ある日
「ほれ、『らめぇ!』って言ってみな。『らめぇ!』って」
 と、俺が大事にしていたゲームのセーブデータを、俺が見ている目の前で消去した。
 ……俺は、躊躇せず彼女をぶん殴った。
-------------------------------------------------

 さて、その夫婦、おおもとになったYahoo!知恵袋の記事によれば、その後はなんとか丸く収まったらしい。
 あくまで「その新郎の同僚」の報告だけど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

3DCG始めた頃

090513_povtest なんか最近スランプ気味なので、たまには昔を振り返って初心に戻ってみようかなどと。

 なにげに3DCGというものに手を出してみようと思ったさい、まず選んでみたのが、店頭に並んでて一番低価格だった六角大王Super3だったのですよ。
(メタセコイアというソフトの存在は、当時は知らなかった)

 Super3は画面表示機能がイマイチで、このソフト単体ではギザギザの目立つ画像しか書き出せないという難点があったんです。
 これは4になってから改善され、陰影のリアルさがないことに目をつぶれば、まあまあ鑑賞にたえる画像が作れるようになりました。
 いま思うと、なにぶん3DCGには素人な私のこと。
 もしSuper4 から始めていたら、レンダリングというものの重要さを知らないまま、六角で書き出せる画像に満足してしまっていたかも知れません。

 で、なんとかキレイな画像を書き出すことができないかとSuper3のマニュアルをひもといていくうち、
「なんか知らんがPOV-Rayというものがあるようだ」
「それもタダで使えるらしい」
 ということを知り、導入することになったわけですね。

 いざ使ってみると……なんかおかしい。
 ボーリングの玉のように、黒くて光沢のあるものをレンダリングしてみると、なんだか明るく白っぽくなる。
 つやフェチで「エナメル服を身にまとったおねーさんとか作ってみたい」と思っていた私は、えらく困惑したわけです。
(具体的にどうなるかを再現してみたのが、冒頭の画像。右側がPOV-Rayを通したものなんですが、なんか黒い部分が部分が妙にテカテカと明るいでしょう)

 秋葉原の本屋で何冊かの入門書に目を通し、
「これは役に立つ。でも立ち読みで要点を把握しきるのはキツイわぁ」
 と購入したのが、小室日出樹氏の『POV-Rayではじめるレイトレーシング』
 POV-Ray自体はフリーウェアなのに、解説書にお金をかけることになっちゃいました。

 わかったのは、六角Super上で光沢を与えた立体は、POV-Rayに書き出すとreflectionという属性が与えられるということでした。
 これは、鏡のように周囲の光景を映り込ませることでツヤツヤを表現するもの。
 これとは別にspecularという、立体の表面に明るい部分を描くことでツヤツヤを表現する(……というものらしい)属性があるそうで。
 POVデータの中身に手を加え、reflectionをspecularに置き換えたら解決しました。

 最初はただ「ギザギザ感をなくす」だけが目的で導入したPOV-Rayですが、POVデータに書き出した後に手を加える面白さを知ったら、けっこうハマっちゃいまして。
 本館3DCGぎゃらりいにある「ハートブレイク・ウッドマン」なんかは、そのノリで作ったもんです。

 ただ、いかんせんPOV-Rayは操作法がGUIじゃないもんで、直感的に把握できない。
「試しにレンダリングしてみて、気に入らない点があったら修正」
 みたいな使い方になってしまいます。
(いや、私みたいな半可通じゃない、真のPOVユーザーの人だったら、完成した状態を思い浮かべながらデータを組めるんでしょうけどね)

 とくにエリアライト(自然光に近い影ができる照明)なんか使うと、レンダリングにえらく時間がかかるもんだから、もうこれは作品が焼き上がるのを待つ陶芸家の心境。
「違うっ!私が作りたかったのは、こんなものじゃない!」
 とかね。

 その後、
「他に値段が安くて扱いやすいレンダリングソフトはないかなぁ」
 などと迷ったこともあったんですけど。
 六角superの最新版(バージョン6)では、それ自体がレンダリング機能を持つようになるのだとか。
 これは吉報、と思った反面、POV-Ray併用ならではの機能(立体の表面に凸凹を刻み込んだり)にもある程度慣れてきたことだし。
 とりあえず新生六角がどれくらい使いやすくなるのか期待する一方、どれくらい重くなるのか(バージョン5は4よりも若干重いので、つい4を使ってしまう)も気になる今日この頃。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

読めない名前

だいぶ前、テレビで聞いてちょっと驚いたのが
「人名に使うことが認められている漢字と、そうでない漢字がある。
 しかし『どういう字を書いて、どう読ませるか』については、制限がない」
という話。
たしかそのときは
「『稀星』と書いて『きらら』と読む」
ってケースが紹介されてたと思う。

そこらへんの
「どう読んだらいいか悩むような名前」
に関して、Business Media 誠でちょっと詳しく語っていた。
そこで紹介されてた例について、つらつら思ったこと書いてみる。

●「月」と書いて「ライト」
これはもう、親御さんが『デスノート』のファンなんでしょうね。
しかし、子供が大きくなるころ『デスノート』がすでに過去の作品という扱いを受けているようなら、「ライト」って読める人は少なくなってくるんじゃないかな。
たぶん男の子だと思うんだけど、「ルナ」とか読まれたら女の子っぽくなっちゃう。

●「樹里亜菜」と書いて「じゅりあな」
これは、読みかたとしてはあまり迷わないですむ。
ただ、なんかこう、これでひとつの姓名みたいだ。
ガンダムのキャラデザやった「安彦良和」さんみたいな、どっちが苗字かわからない、って名前として。

●「英雄」と書いて「ひいろ」
●「大虎」と書いて「たいが」
これはもう、判じ物ですな。

●「奏人」と書いて「タクト」
揚げ足を取らせてもらうなら、「奏人」は「コンダクター」であって、それが手に持ってるのが「タクト」ではないか?

●「天使」と書いて「みかえる」
これも揚げ足取らせてもらおうと思って、あらためて調べてみた。
Wikipediaの記述によると、たしかにミカエルは天使の中では最も位の高い者だけど、他にガブリエル・ラファエル・ウリエルという有名どころが居て、これらを合わせて“四大天使”というらしい。
あと、“聖書儀典”というものもあり、ここにはサキエルとかゼルエルとか『エヴァンゲリオン』でおなじみの名前が並ぶ。
どっちにしろ、ただ「天使」と書いてあったら「エンジェル」とか読むのが普通だろう。

……
「樹里亜菜」みたいに「たしかに、そう読める」名前はいいとして、判じ物みたいな名前は名前はどうだろうかと思う。
実は、私の本名には、普段あまり日常で使われない漢字が使われてて、よく人から読み間違えられたものだ。
たまたま同じ字を名前にもつタレントさんがデビューして以降、あまり間違えられなくなったんだけど。
それまでは、病院で間違われて呼ばれながら
「ああ、たぶん私のことだな」
と察して返事をする、なんてこともザラにあった。
「英雄(ひいろ)」君なんて、「ひでお君」と呼んで確かめもしない人が続出しそうで気の毒だ。

人から
「これ、なんて読むの?」
と訊かれ、そのつど説明しては
「なるほどね」
って言われる。
そうすることで人の印象に残りやすくする、って考え方はあるだろう。
ただ、子供が出会う人出会う人すべてに
「この名前、なんて読むの?」
と尋ねることを要求するってのは、
「うちの子供は、他の子と違って特別」
って考えの現れであって、大げさに言うなら、いわゆる“モンスターペアレント”を生む土壌と共通するものがあるんじゃないかと思う。

ふと思ったのは、『ウルトラマン』の科学特捜隊のこと。
あのお話の舞台となってる世界では、子供に難しい名前をつける風潮が広がったあげく、
「職場ではカタカナ表記にすること」
って組織が出てきたんじゃないかと。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

二次創作ということとか

090503_analogmaどうも流行に乗り遅れがちな人間なので、いわゆる『地デジカvsアナログマ』ってのが今だホットな祭りとして盛り上がってるのか、そろそろ峠を過ぎて下り坂に入ってるのか、見極めがつかない。
pixivではまだ新作のネタ絵が供給され続けてるみたいだから、便乗しようと思って描いてみたんだけど。

いろんなニュースサイトとか覗いて回った、自分なりのまとめ。
(たまたま偶然そういうタイミングになってしまっただけらしいんだけど)酒の上の失態で自粛モードに入った草なぎ君に成り代わり、地デジ推進のシンボルとしてデビューした『地デジカ』。
ところが、民放連がこのキャラに関し
「二次創作は許さない」
「一般のブログなどで発表された場合も、断固とした態度をとる」
と発表したことが、ネット上で反感を買った。

そこへ出現したのが『アナログマ』。
プロフィールによると
「好きな食べ物:鹿」
とか。
公式サイトの下のほうにちょろっと書いてあるところをみると、著作権フリーの存在のようだ。


個人的な考えを述べさせてもらうと、著作物というのは、それが売り物であれ、キャンペーン用キャラクターであれ
「人に認知されることで価値が出る」
ものであるから、
「受け手の、創作者に対する権利」
ってものもあるんじゃないかと思うの。

「そのキャラが好き、という気持ちを表現したいばかりに、描く」
「描いた以上は誰かに見てもらいたいから、発表する」
ってのはアリじゃないかと。


もちろん、創作者の側も
「創作に要した苦労やコストに見合った対価を得る権利」
は守られて当然ですよ。
で、折り合いをつけるとしたら
(1)原作者や、原作ファンが見たら、著しく気分を害するような表現でないこと
(2)二次創作の作者が、それによって金銭的な対価を得ようとしないこと
……あたりが許容ラインになると思うのよね。

ただ、これにもグレーゾーンはあるんじゃないかと。

人には
「好きなものは、おちょくりたくなる」
みたいな心理があるから、“好意に基づくパロディ”ってものが生まれるんだけど、それが受け取る側の主観次第で“悪意”ととられてしまうこともあるかもしんない。

同人誌というものに手を出したことがない私には、“金銭的な問題”をどう考えるべきかがよく判らない。
聞くところによると、あれは必ずしも儲かるものじゃなくって、
「その作品・そのキャラが好き、という気持ちが高じて」
その道に走る人が多いということなんだけど。


とにかくグレーゾーンがあるかぎり、創作者としては
<1>とりあえず公式な立場として「二次創作は認めません」としておく
<2>害のない二次創作物に対しては、見て見ぬふりをする
<3>あまりに目にあまる金儲けや、原作のイメージを損ねるものに対しては、「あらかじめ言ってあったでしょ」と取り締まりにかかる
……ということになるんでしょう。

これはどこでもやってることであって、地デジカについては、まだあまり好感をもたれてもいないうちから<1>が真っ先に出てきてしまったんで反感をもたれたんじゃないかとも思える。


もひとつ思ったこと。
二次創作は“風刺”目的で使われることもある。
よく新聞の一コマ漫画に載ってるような。

地デジ推進キャンペーンなどという話題に関するものだけに、まだあまり受け入れられてもいないうちから
「二次創作は禁止します」
と言い切っちゃうことは
「風刺表現に対する、先回り封殺」
みたいな印象をもたれても仕方ないんじゃないかな。

これは先に触れた
 <3>原作のイメージをそこねるもの
と同じで、道理からすれば取り締まりは正当なことなんだろうけど。
やっぱ風刺パロディを「著作権」で封じようとするのって
「ケツの穴が小さい」
って印象を受けません?

「目隠しやモザイクやシルエット化を施してあるものの、パッと見でミッ○ーマ○スとわかる絵」
が、ディ○ニーの体質をおちょくるのに使われる、なんてのはしばしば見かける。
そういうのに対し
「象が蚊に刺された程度にしか感じない」
くらいなそぶりでいるのが大物ってことだろう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »